こんにちは、ハクです。
今回、ご紹介します映画は、
「ドリーム・ホース」は、英ウェールズの小さな村の住民がお金を出し育てた競走馬の活躍を描く人間ドラマ。2004年に3歳でデビューし、12年に引退するまで30レースに出場したドリームアライアンス号の実話を、ウェールズ出身のユーロス・リン監督が映画化した。
主人公は、かつての炭鉱町で無気力な夫と暮らす主婦のジャン(トニー・コレット)。スーパーのレジ係とバーテンダーの仕事を掛け持ちする生活にうんざりしていた彼女は、たまたま耳にした共同馬首の話に興味を引かれ競走馬飼育の夢を抱く。
貯金をはたいて牝馬を購入し、市民農園の納屋を今小屋に改装。さらに村人から毎週10ポンドの出資を募り、馬主組合を結成する。やがて種付けした牝馬が出産。ドリームアライアンス(夢の同盟)と名付けた子馬は、ジャンたち馬主の人生に大きな変化をもたらす。
労働者階級に育てられ、「市民農園の馬」とバカにされた競走馬が、貴族やセレブの持ち主を打ち負かしていく。ドリームアライアンスがレースで見せる下剋上が痛快だ。
活躍は、地場産業の衰退により活力を失った村で無味乾燥な人生を送るジャンたちに、自信と誇りを与える。そして、再起へと奮い立たせる。けがからの復帰戦で最高峰の障害レースに挑むドリームアライアンスを自分たちの代表だとみなす思いが、個人からコミュニティー、村全体へと広がっていく模様を、レースの興奮と共に描き出したクライマックスが感動的だ。
劇を彩るウェールズの音楽も魅力。ウェールズ出身の歌手トム・ジョーンズの「デライラ」を、本物と役者のジャン夫婦が歌うお楽しみも用意されている。1時間53分。MOVIX仙台で公開中。
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いかがでしょうか。映画館で上映されているそうです。
その後、DVD等で販売されましたら、再度、ご紹介するかもしれません。よろしくお願いします。
それでは、失礼しました。