【映画】シネマ『ベネデッタ』のご紹介します！？。。(´・ω・｀)

こんにちは、ハクです。

今回、ご紹介します映画は、

　　映画「ベネデッタ」は、刺激の強い作品で人気のポール・バーホーベン監督が歴史劇に挑んだ作品だ。主人公ベネデッタ・カルリーニは同性愛を告白された近世の修道女。男性優位の時代に権力を手にした異端の女性の物語には、現代が透けて見える。

『ベネデッタ』
異端の修道女　権力手中に
才能や幻視、嘘…真の聖女か

「ベネデッタ」より

　　17世紀イタリア。聖母マリアと対話するなど、幼い頃から「奇跡を起こす」少女だったベネデッタ(ビルジニー・エフィラ)は6歳で修道院に入る。家族の暴力から逃れてきた若い娘バルトロメア(ダフネ・パタキア)を助けたことで2人は秘密の関係を深める。同じ頃、ベネデッタの体に「聖痕」が表れキリストの花嫁と見なされて、新しい修道院長に就任する―。
　　「ベネデッタの物語の独特の性質に引かれた」と、84歳のバーホーベン。「男が支配するこの時代に才能、幻視、狂言、嘘、創造性で昇り詰め、本物の権力を手にした」。信仰にエロスを絡め、怪奇趣味で磨き上げた挑発的作品は、2021年のカンヌ国際映画祭のコンペ部門に出品され、バーホーベンの剛腕ぶりが話題をさらった。
　　ベネデッタの聖痕は本物か。民衆に聖女とあがめられる彼女に落とされた前院長は疑いの目を向ける。折しもペストが流行。混乱の中で、ベネデッタとバルトロメアの関係についての審問が始まる…。
　　ヒロインを務めるエフィラは「エル　ELLE」にも出演したフランスの演技派。突如、男性を発して周囲を威嚇する場面が「エクソシスト」もどきで怖い。
　　相手役のバルトロメアを演じたパタキアはギリシャの新星。面白いのは、シャーロット・ランプリング演じる前院長の宗教をビジネスと捉えるやり手ぶり。まるで現代を描いているようで…。2時間11分。チネ・ラヴィータで公開中。