こんにちは、ハクです。
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( ´,_ゝ`)プッ
社会の貧困化が進むにつて、「家族」の支え合いに焦点を合わせた作品で増えていると感じる。その内実はさまざまで、必ずしも血縁関係があるわけではない。でも、実は土星人でした、なんて物語に出会ったことはなかった。飯塚健監督の「宇宙人のあいつ」が描く家族像はばかあばかしくも切なく、だからすてきだ。
www.youtube.com良質が早世し、長兄の夢二(日村勇紀)を大黒柱に暮らしてきた真田家の4きょうだい。ある朝、次男の日出男(中村倫也)が、自分は土星人で、調査のため23年も家族になりすましていたと明かす。しかも、間もなく土星に帰るという。
既に事実を知っていた夢二をよそに、長女の想乃(伊藤沙莉)と長男の詩文(柄本時生)に衝撃が走る。が、一家の軽妙なボケとツッコミはそのまま。家族の結束は崩れることなく、脱力感たっぷりの日常は続く。
スケールは大きいのに、全てが安っぽくて笑ってしまう。家に転がっていた座椅子が実は宇宙船だったり、自宅のWi-Fiは日出男の能力よるもので、機嫌を損ねると止まられてしまったり。しかし、日出男にはきょうだいを1人連れ帰るという使命がひそかに与えられていて、緊張感も通奏低音のように続く。
そんな絶妙なバランスを可能にするのが、きょうだいを演じる役者たちの個性だ。あくの強い演者に埋もれない中村の演技力もさすがだが、家族のため夢を諦めざるを得なかった長兄の魅力を、唯一無二の存在感でにじませた日村が素晴らしい。
宇宙人は登場するが、「未知の遭遇」ではない。セピア色がかった色調が郷愁を誘いつつ、どこか爽快な後味を残す家族の物語になっている。1時間57分。TOHOシネマズ仙台などで公開中。
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いかがでしょうか。
映画館で上映されている作品だそうです。
紹介は「河北新報夕刊」から。引用文をご了承くださいませ。
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