§::万華鏡∞日記::§

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【ドイツ文学賞】若竹千佐子さん「おらおらでひとりいぐも」万歳!。。(´・ω・`)


こんにちは、ハクです。


 ◇


河北新報で知りましたが、

「おらおらでひとりいぐも」
若竹さん 独文学賞
日本作品で初


  河出書房新社は7日、遠野市出身の若竹千佐子さん(68)の芥川賞受賞作「おらおらでひとりいぐも」が、ドイツの文学賞「リベラトゥール賞」に決まったと発表した。賞金は3000ユーロ。授賞式は10月にフランクフルトで開かれるブックフェアであり、若竹さんも出席する予定。


  同賞はアジア、アフリカ、ラテンアメリカ、アラブ地域の女性作家の翻訳作品を対象として、ドイツの文学協会が1987年に創設した。日本の作品の受賞は初めて。


  受賞作の主人公「桃子さん」は1人暮らしの74歳。内面から沸き起こる東北弁の声とともに人生を振り返り、喪失の悲しみを超え、自分らしく生きる老いの新境地を描いた。若竹さんは同作で2017年に文芸賞を受けてデビューし、18年に芥川賞に選ばれた。


  最終候補には、伊藤比呂美さんの「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」と川上未映子さんの「ヘヴン」、中国、チリなどの計7作品が挙がっていた。


外国の人に伝わりうれしい


  若竹さんは7日、千葉県の自宅からオンラインで記者会見に臨んだ。「六十数年の個人的な経験が作品に結集し、思いが外国の人にまで伝わってうれしい。小説の桃子と同じく『おらはこれがらの人だ、まだ戦える』。賞をきっかけに、さらに頑張りたい」と喜びを表現した。

  「おらおらでひとりいぐも」は、ほとばしるような東北弁の語りが特徴だ。同時にドイツから会見した翻訳者のユルゲン・シュタルフさん(68)は、悩んだ末にドイツ東部のフォークトラントの方言を使ったと明かした。

  「私には話せないので文献学者に頼んで直してもらった。戻ってきた原稿を読むと、まるでスープに塩を入れたように味が出た。リスクがあったが、うまくいって感激した」と振り返った。

  ドイツ語版は、シュタルフさんと妻のカティア・カッシングさん(52)が営む日本文学専門の出版社「カス フェアラーク」が刊行した。社長を務めるカッシングさんは「人間であるとはどういうことか、自分のアイデンティティーをつくるため言葉はどんな役割を果たしているか。主人公と全く同じように考える人はドイツにもいっぱいいて、それが賞にもつながったと思う」と話した。


「言語超え引きつける」仙台、遠野で称賛の声


  若竹さんは7月、仙台市青葉区の市民図書館会館60年を記念する講演会に招かれ、仙台を訪れたばかり。「おらおらでひとりいぐも」を書く前と、書いた後の思いを伝える東北弁交じりの講演は、会場を埋めた約230人の聴衆の心を打った。同館のアンケートには「元気づけられた」との感想が目立ったという。


  リベラトゥール賞の知らせに接した樋口千恵館長(58)は「言語を超えて人々を引きつける小説の力を改めて感じた」と感嘆。「心からお祝いを申し上げる」と称賛した。


  古里の遠野市でもニュースが駆け巡った。幼なじみの自営業林崎俊勝さん(68)は「学校の図書館の本を読み尽くすほど図書好きだったが、まさか小説家になって芥川賞、今度は外国の文学賞とは」と驚く。「最近は新型コロナウイルス下で明るい話題が少ないので、地元も盛り上がりそう。同級生と喜び合いたい」と声を弾ませた。


2022/09/08 河北新報社会(24)


wikiに略歴をみますと、
「55歳のときに夫に先立たれ、長男からのすすめをきっかけに~小説講座に通い始める」


ここが私は、泣けました。


あと、東北弁からドイツ語の方言に翻訳されたお陰が面白いと思いました。




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(´・ω・`)
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