こんにちは、ハクです。
毎週「河北新報夕刊」より、
最近の話題の映画をご紹介されています。
それで良い"紹介文"ですが、河北新報での文章でございまして、
引用いたしますが、ご了承ください。
では、ご覧くださいませ。いい午後を過ごして。
◇
①『こんにちは、母さん』…温かな目線の人間模様
www.youtube.com
山田洋次監督にとって「母べえ」「母と暮らせば」に続く母三部作の3作目で、通算90作目となる。東京の下町で暮らす母と息子を軸に、温かな目線で人間模様を描いた。
大企業の人事部等を務める昭夫(大泉洋)は妻との離婚問題を抱え、娘との関係に悩んでいた。久々に実家を訪ねると、母の福江(吉永小百合)がいきいきとボランティア活動をしている。恋までしているらしい母に、昭夫は複雑な思いを抱く。
家族の話しながら、終始軽やかに物語は進む。原作は永井愛の戯曲。ローアングルでの撮影、役者たちの表情やせりふ回りに、小津安二郎への意識を感じる。日常のふとした瞬間の積み重ねこそ、人間ドラマの真骨頂なのだ。1時間50分。イオンシネマ名取などで公開中
②『アリスとテレスのまぼろし工場』…奇妙な町 忘れ難い余韻
www.youtube.com
不思議な世界に閉じ込められた少年少女の恋物語を描くオリジナルアニメーション。製鉄所の爆発を引き金に、時間が奇妙な形で止まった町・見伏で、菊入正宗(声・榎木淳弥)は「14歳」を何度も繰り返していた。同級生の佐上睦美(声・上田麗奈)の導きで謎の少女と出会った彼は、世界の秘密と自分の思いに向き合っていく。
アニメ制作は「呪術廻戦」など話題作を手がけるMAPPA。宝石のようにひび割れる空や寂しさが漂う製鉄所の風景、揺れ動く感情を伝える人物の表情など見どころは多い。恋の過程や世界設定にはあらも感じたが、中島みゆきの主題歌が彩る結末が、忘れ難い余韻を残す。
脚本・監督は岡田麿里。1時間51分。109シネマズ富谷などで公開中
③『バーナデット ママは行方不明』…自身から逃げぬ主人公
www.youtube.com
米国でベストセラーとなったマリア・センプルのコメディー小説を「6人のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレーター監督がケイト・ブランシェット主演で映画化した。
天才賞の異名を持つ「マッカーサー賞」を若くして受けた建築家バーナデット(ブランシェット)は、あるトラブルがもとで仕事を辞め、夫のエルジー(ビリー・クラダップ)、娘のビー(エマ・ネルソン)と米シアトルで暮らしている。鼻持ちならない俗物と軽蔑する隣人らにいら立ちながら暮らすバーナデットだが、そのいらいらはほかに原因があると気付いて…。
自らこの役を志願したブランシェットは「自分自身から逃げない」バーナデットに深く共感したという。1時間48分。チネ・ラヴィータで公開中
◇
いかがでしょうか。
今後、DVD販売があるようになれば、再度お伝えする予定です。
映画館は仙台等の地方のきっかけですが、
全国どこでもあると、思います。お調べくださいね。
それでは、失礼しました。
★ご協力をお願い致します。
にほんブログ村
