こんにちは、ハクです。
毎週「河北新報夕刊」より、
最近の話題の映画をご紹介されています。
それで良い"紹介文"ですが、河北新報での文章でございまして、
引用いたしますが、ご了承ください。
では、ご覧くださいませ。いい午後を過ごして。
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①『 怪 物 』…体罰問題 姿消した息子
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今年のカンヌ国際映画祭で坂元裕二が脚本賞を受けた。是枝裕和監督の最新作。
シングルマザーの早織(安藤サクラ)は、小学生の息子が担当の保利(永山瑛太)から暴力を受けたのではと疑いを抱く。校長の伏見(田中裕子)に訴えるが、伏見は気もそぞろで話にならず、他の教師もまともに向き合わない。抗議の結果、学校は暴力を認めて謝罪、地方紙でも報じられる。問題は解決したはずだったが、その直後、息子が姿を消してしまう。
交流サイト(SNS)などの影響で、多くの人が自分に都合のいい情報だけを取り入れる傾向に陥っている現代社会の危うさを感じさせる作品。要所で使用される故坂本龍一さんのピアノが染みる。2時間6分。MOVIX仙台などで公開中
②『水は海に向かって流れる』…OLと高1 訳あり同居
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10歳年下の男子高校生から愛を迫られる広瀬すず。年下を相手役にする広瀬は珍しく、新境地ともいえる作品だ。
26歳OLの榊(広瀬)は、古びた民家のシェアハウスに住んでいる。クールでドライ、すべてに達観した態度だ。そこに高校1年の直達(大西利空)が、訳あって同居を始めた。ほかの入居者は、脱サラした漫画家、女装の占い師、放浪癖のある大学教授と、くせ者ばかり。奇妙な同居生活の中で、直達は榊に恋愛感情が芽生える。
物語的にもキャスト的にも、広瀬の一点豪華主義。そして、新しい広瀬がかもす存在感は圧倒的。これまでの広瀬が好きな人には違和感があるだろうが、役柄の幅はいっそう広がった。前田哲監督。2時間3分。109シネマズ富谷などで公開中
③『Rodeo ロデオ』…若者の刹那的な生き方
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バイクを愛するジュリア(ジュリー・ルドリュー)はある日、アクロバティックな乗り方をする集団に出会う。あれらが組織する秘密組織の一員となった彼女は、ある計画を思い付く。
男だらけのマッチョな組織で、ジュリアの存在が緊張感をもたらす。クールに振る舞う彼女だが、バイクに乗っているときは生き生きとした表情に変わる。そんなささやかな時間との対比が、平穏な人生を選べないジュリアの運命を際立たせる。
画面からほとばしる暴力や背徳、自由への渇望に圧倒される。若者たちの刹那的な生きざまを映し出し、カンヌ映画祭で「審査員の心を射抜いた」クー・ド・クール・デュ・ジュリー賞を受賞した。ローラ・キボロン監督、1時間45分。チネ・ラヴィータで公開中
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いかがでしょうか。
今後、DVD販売があるようになれば、再度お伝えする予定です。
映画館は仙台等の地方のきっかけですが、
全国どこでもあると、思います。お調べくださいね。
それでは、失礼しました。
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