こんにちは、ハクです。
毎週「河北新報夕刊」より、
話題の映画をご紹介されております。
今回は「追想 この一作 映画記者のつぶやき」といいまして、
「新聞記者」だった方が、昔に観た映画を添えまる"紹介文"を戴くようです。
引用いたしましたが、ご了承ください。
では、ご覧くださいませ。いい午後を過ごして…。
◇
『エクソシスト2』
イナゴの大群に臨場感
「忘れかけようとしたところへ、またあの悪魔が戻ってきた」
映画日誌に「エクソシスト2」を見た感想を書いていた。1977年7月16日、大学2年の時。東京・銀座の外れにあった松竹セントラルで、初日の夜の回に駆け込んだ。
前作(73年)で少女リーガンに取りついた悪魔と再び対峙することになった。1000席を超す大劇場で、スクリーンも大型だったから迫力もたっぷり。悪霊とされるイナゴの大群が、美しい女性に成長したリーガンを襲うクライマックスシーンに度肝を抜かれた。
劇場がかすかに揺れ出したように感じたからだ。空気が振動し始めた。リーガンとイナゴの壮絶な対決に合わせるように、だんだん激しくなっていった。イナゴの大群の中に振り込まれたような錯覚に陥った。
センサラウンド方式を使うなんて知らされていなかったから、ちょっと慌てた。74年に公開された米映画「「大地震」のために開発された音響効果で、特殊なスピーカーから低周波の振動音波を出すことで観客の体に伝わるように工夫されていた。それが「エクソシスト2」で臨場感を生んだ。
ジョン・ブアマン監督はリーガンの心の葛藤を、善の力と悪の力の闘いとして描き、前作と違った心理的な恐怖で見せた。
この日は「サスペリア」というホラー映画も日中、に日や映画劇場で見た。恐怖の2本立てに心身ともにヘトヘト。千葉のアパートが遠く感じられた。
イナゴの大群が襲いかかる(左、「エクソシスト2」のパンフレットから)。右は初公開時のチラシ
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いかがでしょうか。
いつも昔の映画ですが、DVD等の販売があるそうで助かります。
※たくさん観られるのでしたら、こちらを利用するのがお薦めです!
次回もどうぞ、よろしくお願い致します。
それでは、失礼しました。
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