こんにちは、ハクです。
毎週「河北新報夕刊」より、
話題の映画をご紹介されております。
今回は「追想 この一作 映画記者のつぶやき」といいまして、
「新聞記者」だった方が、昔に観た映画を添えまる"紹介文"を戴くようです。
引用いたしましたが、ご了承ください。
では、ご覧くださいませ。いい午後を過ごして…。
◇
『ソイレント・グリーン』
配給食糧の正体に慄然
高校3年の時だった。石油資産枯渇や人口増加に伴う食糧危機を力説した先生がいた。授業で「君たちの将来の問題が。どうする」と問いかけた。
そんな先生の憂いが間違っていないかったことを証明するような映画が石巻テアトル東宝で公開された。米映画「ソイレント・グリーン」である。
膨張する人口に対して食糧不足が深刻になった世界の話。人類を支えるために開発され、政府から配給される食糧を支えるために開発され、政府から配給される食料がソイレント・グリーン。この製品を巡る殺人事件がニューヨーク市のソイレント会社が起きる。
主人公は市警の刑事。演じていたのがチャールトン・ヘストン。とても懐かしい名前だ。あの頃はアラン・ドロンやチャールズ・ブロンソン、スティーブ・マックィーンらよりも先輩ヒーローとしてスクリーンで活躍した。貫禄、威厳があった。私の高校時代の映画を語るとき、欠かせないビッグスターの一人である。
さて本題に戻すと、ヘストン刑事が事件を追う。その行き着いた真相が驚くべきものだった。ソイレント・グリーンの正体はーというラストの落ちに慄然。風刺が効いていて、ブラックユーモアに満ちていた。
「ソイレント・グリーン」パンフレット表紙(左)とヘストン(平凡社発行「スクリーン・ヒーロー20's~80's」)
製作された年を確かめると1973年。ちょうど50年前。しかも物語の設定が2022年。製作当時は約50年後の近未来の話だったが、今では1年前。なんだか複雑な気持ちである。ソイレント・グリーンの配給が現実になっていないだけ「良し」としなければ。
◇
いかがでしょうか。
いつも昔の映画ですが、DVD等の販売があるそうで助かります。
※たくさん観られるのでしたら、こちらを利用するのがお薦めです!
次回もどうぞ、よろしくお願い致します。
それでは、失礼しました。
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