こんにちは、ハクです。
今回、ご紹介します映画は、
イタリア中部ののどかな町。丘の上の小さな古書店の店主と移民の少年が「本を読むこと」を通して交流する。さしたる事件が起きることもない物語は、それでも見る者の知的好奇心を刺激する。国連児童基金(ユニセフ)と共同製作した映画「丘の上の本屋さん」は、祖父と孫ほど年の離れた2人の関係が心に響く、心温まる作品だ。
老店主リベロ(レモ・ジローネ)が営む古書店は町のオアシスのような存在。ある日、変えない本を見つめる移民の少年エシエン(ディディー・ローレンツ・チュンブ)が店先に現れる。利発な彼を気に入ったリベロは次々と本を貸し与えていく―。
監督・脚本のクラウディオ・ロッシ・マッシミは、歴史・文化ドキュメンタリーなどの監督兼作家。本に囲まれた父の姿から本作を発案した。
コミックを読むのが早いエシエンに、リベロは「ピノッキオの冒険」を手渡す。「星の王子さま」では本は注意深く読んで理解するようにと諭し、次は分厚い「白鯨」を贈った。「リベロのブックリスト」によってエシエンの物の見方や考え方が成長していく。
老人と少年の師弟にも似た触れ合いを軸に、店に集まる隣人や客とリベロのやりとりをユーモラスに描写する。家政婦に思いを寄せるカフェ店員の情熱的な恋模様も楽しい。
滋味あふれる演技で老いを体現したジローネは大ベテラン。映画初出演のチャンブ演ずるアフリカ系の移民少年に、本の力で自由や幸せになる権利を持つことを伝えようとする。
イタリアの中央部に位置するチビテッラ・デル・トロントでロケ。「最も美しい村」の一つに数えられる絶景や歴史的な街並みにも目を奪われる。1時間24分。MOVIX仙台で公開中。
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いかがでしょうか。
映画館で上映されている作品だそうです。
紹介は「河北新報夕刊」から。引用文をご了承くださいませ。
その後、DVD等で販売されましたら、再度、ご紹介するかもしれません。
よろしくお願いします。
それでは、失礼しました。