こんにちは、ハクです。
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( ´,_ゝ`)プッ
セミの声が鳴り続いている。猛暑。噴き出す汗。喉が渇く。命をつなぐのは水だ。しかし、それすら得られない人たちがいる―。映画「渇水」は1990年に文学界新人賞を受賞した同名小説が原作だが、高橋正弥監督により映像化された作品は、まさに「今の物語」だと感じさせる。
www.youtube.com主人公は水道局員の岩切(生田斗真)。日照り続きで県内全域に給水制限が発令される中、後輩の木田(磯村勇斗)と水道料金を滞納している家庭を訪れ、水道を使えないように「停水」して回っている。精神的に耐えられない同僚もいるが、岩切は組織の歯車に徹して淡々と仕事をこなす。
しかし、そんな岩切を動揺させる家族が現れる。幼い姉妹と母親の有希(門脇麦)が暮らす生出家だ。岩切は1週間の猶予を与えた末、仕方なくありったけの入り物に水をためて停水。ところが、有希は新しくできた男のもとへ去り、残された2人の娘は徐々に追い詰められていく。
自らも問題を抱えた家庭に育ち、妻と息子にどう接していいのか分からない岩切の心のうつろさが、生田の表票を通してあらわになる。その空虚がふとしたきっかけで変容し、思わぬ行動に結び付く。見る者に感情の変化を伝える生田の眼光が、すごみさえ感じさせる。
貧困、ネグレクト、不寛容…。作品が投げかける問題は極めて現代的だ。それを、映像の力で物語に紡ごうとする意思が随所に感じられる。水のなくなったプールに忍び込んだ姉妹が空想の中で泳ぐ冒頭のシーンや、岩切が食い入るように見つめる滝のカットはその象徴だ。ただ一点、撮影時の天候に恵まれなかっただろうことが惜しい。ラストにともるほのかな希望に救われる思いがする。1時間40分。イオンシネマ名取などで公開中。
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いかがでしょうか。
映画館で上映されている作品だそうです。
紹介は「河北新報夕刊」から。引用文をご了承くださいませ。
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