【映画】シネマ『アウシュヴィッツの生還者』のご紹介します！？。。(´・ω・｀)

こんにちは、ハクです。

最新上映されています、
ご紹介します映画は、こちら！

( ´,＿ゝ｀)ﾌﾟｯ

第2次世界大戦の終結から78年。ナチス・ドイツのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)に関する映画に今も製作され続けている。それは、二度と同じ悲劇を起こしてはならないという強い思いが存在するとともに、「人間とは何か」という根源的な問いを私たちに突きつけるからではないか。

『アウシュヴィッツの生還者』
人間とは何か　根源問う
耐えがたい過去　過ぎ去らず

「アウシュヴィッツの生還者」より

　　「アウシュヴィッツの生還者」の主人公ハリー・ハフトは、ホロコーストを引き延び米国へと渡り「ポーランドの誇りにしてアウシュヴィッツの生還者」との異名で売り出すボクサー。有名になり生き別れた恋人レアを見つけることが目的だが、戦時中の記憶がフラッシュバックするようになり連敗していた。

　　行き詰まったハリーは、収容所で行われていた賭けボクシングで同胞のユダヤ人に勝ち、命を奪い続けることで生き延びた過去を記事にさせて注目を集め、ビッグマッチを実現させる。しかし、この試合中にレアの死を直感し、引退。自身を支えてくれた別の女性と家庭を築くが…。

　　ハリーを演じたベン・フォスターは28㌔もの減量をし、過酷な収容所を生きるリアリティーを身体を宿らせた。拳の一発一発が、痛みを持って見る者に響く。米アカデミー賞作品賞に輝いた「レインマン」で知られるバリー・レビンソン監督は、ハリーの収容所での記憶を印象的に挿入し、トラウマ的な過去が過ぎ去れないことを表現した。

　　本作は実話を基にし、ハリーの息子が著した本が原作。「人生はままならない」なんて言葉では言い表せない、耐えがたい現実を生きた人々がいた。なぜそんなことが可能なのか―。作品で示された答えは、胸が震えるほど悲しく、そして美しい。2時間9分。チネ・ラヴィータで公開中。